オレアアスファ水とは
オレアアスファ水は安全性を重視して生成された、
微酸性次亜塩素酸水(HClO)です。
オレアアスファ水とは
食品添加物認定の次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)と希塩酸(HCl)を希釈混合し、中性領域にpH調整した微酸性次亜塩素酸水(HClO)です。
従来の殺菌剤である次亜塩素酸ナトリウムはアルカリ性であるため、手荒れ・漂白・臭いなど人体などに影響を及ぼす恐れがありますが、オレアアスファ水は中性領域に安定させることにより、人体や環境に優しく、無害な除菌消臭水となります。
オレアアスファ水の特徴
中性領域で生成
pH6.8~7.0の中性領域で生成しているため、人体・動物・環境に優しく、無害な水溶液です。
塩素が残留しない
菌・ウイルス(有機物)と反応すると水に戻る性質を持っているため、塩素が残留せず安全にお使いいただけます。
空間噴霧で空間除菌
安全性が高いため、他塩素系商材では難しい、人がいる場所での空間噴霧が可能です。空間に噴霧することで周囲への感染や悪臭の広がりを阻止します。
短時間で強力除菌・消臭
浸け置きしなければならないアルカリ性の塩素系商材に比べ、80倍の速さで有機物を分解するため、除菌・消臭に即効性があります。
瞬間消臭
・悪臭の原因を瞬時に分解
一般的な消臭剤は、有機物を香料で包み込んで落とすマスキング方式のものが多数です。
これは香料で誤魔化しているだけで、有機物を分解していません。
オレアアスファ水は臭気の原因となる有機物を内部から分解し、悪臭の原因そのものを根本から除去します。
(下図はオレアアスファ水と一般的な芳香・消臭剤を比較したものです。)
・強力な消臭効果
オレアアスファ水は空気中の悪臭原因物質に対して、強力な消臭効果を発揮します。
悪臭が立ち込める空間にオレアアスファ水を噴霧すると、水滴中の次亜塩素酸が悪臭の原因物質と反応して酸化、塩素化し、悪臭のない(あるいはわずかな)物質に変化させます。
現在、悪臭防止法により規制されている物質はアンモニア、硫化水素、トリメチルアミンなど22種あります。
例えば、アンモニアにオレアアスファ水を作用させた場合、アンモニアはモノクロラミンになり刺激臭を失います。アンモニア以外の臭いについても悪臭原因物質に有機物が多く、次亜塩素酸は有機物に対して反応性の高いことから、オレアアスファ水は消臭効果が高いと考えられます。
なお、アレアアスファ水は食材そのものの味覚、香を損なうことはありません。
・消臭での使用例
多くの悪臭の原因は有機物によるものです。有機物に対する反応が非常に速いオレアアスファ水は、それらの有機物を瞬時に分解するため消臭効果にも優れています。
強力除菌
・強力な分解力と範囲
オレアアスファ水は有機物に対する分解力に優れ、細菌・真菌・ウイルスなど、弱い菌から強い菌まで分解します。
アルコールでは分解できないノロウイルスにも有効です。
・強力な除菌効果
オレアアスファ水は強力な除菌力を持つ次亜塩素酸を豊富に含みます。
そのため除菌剤として使用することができます。
オレアアスファ水は活性成分である次亜塩素酸の除菌作用は、その協力な酸化作用、塩素化作用に由来します。次亜塩素酸が他の物質と接触すると、水素と結合している原子などを攻撃して酸化反応・塩素化反応を引き起こします。
特に次亜塩素酸は有機物(生物のからだを構成する物質)と反応することが知られています。次亜塩素酸は糖、タンパク質、脂質などの有機物を攻撃します。
酸化、塩素化された有機物は本来の性質、構造、機能が失われてしまいます。
除菌作用は強力な酸化作用、塩素化作用に由来していますが、次亜塩素酸が他の物質と接触すると水素と結合して原子などを攻撃し、酸化反応、塩素化反応を引き起こします。
オレアアスファ水が微生物と接触すると、次亜塩素酸が微生物のからだ(細胞)を構成する有機物を広く攻撃し、その結果生命活動を阻害して微生物を死滅させます。
<各種ウイルス不活化試験結果>
商品概要
原料 | 次亜塩素酸ナトリウム(厚生労働省認可食品添加物殺菌料) |
---|---|
希塩酸(厚生労働省認可食品添加物) | |
ろ過水 | |
pH 領域 | ほぼ中性(pH6.8~7.0) |
濃度 | 50ppm |
100ppm | |
200ppm | |
用途 | 除菌・消臭 |
分類 | 一般雑貨 |
※中性領域に安定させているため、希釈せず原液のままご使用下さい。
従来の塩素商材との違い
遊離有効塩素の存在比
・オレアアスファ水は中性領域に安定させているため、有機物の分解力に優れている次亜塩素酸分子を多く含んでいます。
・次亜塩素酸ナトリウムを主成分とするアルカリ性の塩素商材は、次亜塩素酸イオンを多く含みます。
次亜塩素酸分子は除菌効果に優れ、次亜塩素酸イオンはタンパク質や脂質に対する洗浄効果に優れています。
オレアアスファ水はpH6~pH7.5で調整することができるため除菌効果と洗浄効果を両立されることができます。
次亜塩素酸 の存在形態 |
除菌効果 | 洗浄効果 | ||
強酸性 | 塩素ガスが発生するので危険! | |||
弱酸性 | 分子 | 〇 | × | |
オレアアスファ水 (pH6~pH7.5) |
分子とイオン | 〇 | 〇 | |
アルカリ性 | イオン | × | 〇 |
次亜塩素酸は次亜塩素酸ナトリウムに含まれる次亜塩素酸イオンと塩素酸に含まれる水素が結合してできます。
しかしアルカリ性水溶液では二つのイオンの結合力が弱く、次亜塩素酸は次亜塩素酸イオンのまま存在します。
希塩酸を加えて水素イオンを増やす(pHを下げる)と結合力が上がり次亜塩素酸分子として存在するようになります。
次亜塩素酸分子と次亜塩素酸イオンの違い
次亜塩素酸分子と次亜塩素酸イオンは、感染や悪臭の原因となる有機物を分解する際のメカニズムが異なります。
オレアアスファ水の成分である次亜塩素酸分子は有機物にぶつかるとその細胞膜を透過し、内側から分解します。それに対し次亜塩素酸イオンは細胞膜にくっついて外側から分解していきます。
(右図はオレアアスファ水と一般的な除菌剤の次亜塩素酸ナトリウムを比較したものです。)
次亜塩素酸分子は次亜塩素酸イオンに比べ、有機物の分解速度が80倍速い。
(アメリカ環境保護局の調査)
塩素の残留性
次亜塩素酸は有機物を分解すると、自身の効力も失う性質を持っています。
次亜塩素酸分子と次亜塩素酸イオンの分解速度の差が、塩素の残留性に関係します。
分解速度が速いオレアアスファは塩素が残留しないので安心・安全です!
従来の塩素=次亜塩素酸ナトリウムとの違い
オレアアスファ水 |
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次亜塩素酸ナトリウム |
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※漂白は用途によってメリットでもあるので、△で表しています。
高い安全性
人体に安全
オレアアスファ水は微生物を死滅させますが、高等生物に対しては無害です。
そのため、動植物に対して無害な除菌剤として使用できます。
ほとんどの微生物はただ一つの細胞から構成されていて、薬剤などに対しては非常に弱い存在です。これに対し、高等な動植物では、からだは多数の細胞から構成され個々の細胞は組織として存在しています。このような組織には保護被膜や組織液といった防御構造が存在するためオレアアスファ水の影響が問題になることはほとんどありません。
また、高等生物では異物による酸化・塩素反応にたいして微生物よりも高度な防護機構を持っているのでさらに安心です。
そのうえ、オレアアスファ水の活性成分である次亜塩素酸は、我々人間の免疫システムにおいて重要な役割を果たしています。すなわち、免疫細胞のひとつである好中球は、異物を分解して排除する際に次亜塩素酸を生成し、その除菌力を利用しています。このことが、次亜塩素酸が人間の体内に常に存在していることと人間が進化の過程で次亜塩素酸を利用してきたことを意味し、次亜塩素酸が人間に対して無害であることを示しています。
環境に優しい
オレアアスファ水から発生する塩素ガスの量は極めて微量であり、ほとんど影響はありません。
また、余分なオレアアスファ水は環境中の有機物と速やかに反応して消費されるため思わぬ弊害を引き落とすことはありません。
水を電気分解して生成される機能水と異なり、オレアアスファ水は安定であるため、塩素ガスの発生は極めてわずかです。
また、中性~弱酸性であるためトリハロメタンの発生もほとんどありません。
塩素ガスの発生
試験品 | 1時間後 | 6時間後 |
強酸性水 50ppm | 1.8ppm | 4.0ppm以上 |
オレアアスファ水 50ppm | 0.007ppm | 0.2ppm |
オレアアスファ水 200ppm | 0.2ppm | 0.9ppm |
高い安定性
電気分解により生成された機能水と異なりオレアアスファ水は安定的です。
30~40日経過しても有効塩素濃度は10~15%程度しか低下しません。
但し、摂氏18℃以下及び直射日光を避けて保存して下さい。
オレアアスファ水の経時変化
有効遊離塩素濃度 ppm | |||
保存日数 | オレアアスファ水 50ppm |
オレアアスファ水 100ppm |
オレアアスファ水 200ppm |
0日 | 48.6 | 98.3 | 198.7 |
10日 | 46.2 | 94.1 | 191.6 |
20日 | 46.2 | 92.2 | 177.4 |
35日 | 42.0 | 82.3 | 170.0 |
次亜塩素酸水比較表
名称 | オレア アスファ水 |
次亜塩素酸 ナトリウム 希釈水 |
オゾン水 | 強酸性水 | 弱アルカリ水 | 弱酸性水 |
生成方法 | 次亜塩素酸ナトリウムと塩素を希釈混合 | 次亜塩素酸ナトリウムを希釈 | オゾンガスを水に溶解 | 食塩水を電気分解 | 食塩水を電気分解 | 塩酸を電気分解し発生した塩素ガスを水で溶解 |
PH | 6.0~7.5 | 8.6以上 | - | 2.7前後 | 8.1~8.3 | 5.5~6.5 |
塩素濃度 | 50~200ppm | 50~200ppm | - | 5~30ppm | 30~80ppm | 10~30ppm |
除菌力 | 次亜塩素酸が芽胞をも死滅させる | 次亜塩素酸イオンが多く遅効性 | オゾンガスが瞬殺的に除菌する | 次亜塩素酸と塩素ガスにより除菌 | 次亜塩素酸ナトリウム希釈水よりは次亜塩素酸が多く強力 | 次亜塩素酸が多いが低濃度のためあまり強力ではない |
空間噴霧 | 可能であり効果が高い | 可能であるが効果は薄く弊害が大きい | 作業中は不可能 | 可能であるが効果は低い | 可能であるが効果は薄く弊害が大きい | 可能であるが効果は薄い |
安全性 | 環境中では速やかに消費される | 残留性が高く高濃度では危険 | 低濃度でも毒性がある | 塩素ガスをい発生させるため危険 | 残留性が高く高濃度では危険 | 環境中では速やかに消費される |
浄化槽 | 影響なし | 影響あり | 影響なし | 影響あり | 影響あり | 影響なし |
安定性 | 有機物と接触しなければ安定 | 紫外線や高温に弱い | ガス化が早く不安定 | ガス化が早く不安定 | 紫外線や高温に弱い | 比較的安定 |
金属腐食 | 50ppmでは水道水と同程度。 噴霧しても影響はない |
腐食性は高い | 腐食性は高い | 腐食性は高い | 腐食性は高い | 腐食性は低い |
消臭効果 | 高い。 塩素臭は殆どない |
効果はあるが塩素臭が残る | 効果はあるがオゾン臭が残る | 効果は低い | 効果はあるが塩素臭が残る | 効果は低い |
その他 | ランニングコストが安い | ランニングコストが安い | 発癌性がある | 電解槽の交換が必要で高価 | 電解槽の交換が必要で高価 | 電解槽の交換が必要で高価 |
エビデンス
豊富なエビデンスの取得
弊社では公的機関へ試験を依頼し、菌・ウイルスに対する効果をはじめ、動物・食品に対するデータを取得する等、日頃より安全性への追求を行っております。
これまでに財団法人日本食品分析センターでの様々な菌やウイルスに対する菌体試験や安全性試験、及び株式会社分析センターでの塩素ガス発生量の測定を行い、全てに良好な結果が得られております。
オレアアスファ水
20ℓ詰替え用テナー
14,300円
(消費税・送料込)
コンプレッサー搭載噴霧器
SPY10
イオンとアスファ水を同時に噴霧する事により悪臭の主な原因菌・ウイルス・細菌はより一層臭いを軽減でき、尚且つ瞬時に菌の分解力が強力になりました。
水溶液の補充タンク容量は4Lあり、噴霧量は5段階で調整可能。
水が減っても安定した吐出量で噴霧(空気中に最適な粒子で噴霧)され、10分、20分、30分ごとの3パターンの間欠モードも搭載しております。
20L詰め替え用テナー1箱で約1ヵ月ご利用いただけます(30分の間欠モードでご使用の場合)
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本体寸法
W280×D295×H420mm
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本体重量
11kg(乾燥時)
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噴霧量
6~15ml/min(5段階で調整可)
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適応面積
約30畳(条件による)
使用用途
オレアアスファ水は人体への影響が無害である等、安全性の高さから様々な場所に導入いただいております。
噴霧器やボトリング商材を用いて、幅広い使用目的や場所でご使用いただけます。
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〈保育施設〉
・インフルエンザやノロウイルスの感染対策
・飲食前の手指洗浄 -
〈老人ホーム〉
・インフルエンザやノロウイルスの感染対策
・嘔吐物処理液として -
〈遊技場〉
・タバコの消臭
・お客様の手指洗浄用 -
〈ペット関連〉
・排泄物の消臭
・動物臭の消臭 -
〈企業〉
・喫煙ルームの消臭
・従業員様の感染対策 -
〈飲食店〉
・調理器具の除菌
・テーブル等の清掃 -
〈宿泊施設〉
・お部屋の消臭対策
・清掃全般 -
〈スポーツ施設〉
・汗の臭い対策
・タムシ等の感染予防 -
〈警察署・消防署〉
・署内の感染対策
・救急車内の嘔吐物処理の消臭感染対策